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〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-7

研究紹介

当研究室は高齢者を対象にした研究なら、ジャンルを問わずチャレンジするよろず研究所です。
その中でも特に、認知症患者のケアに関する研究、精神科病院における医療安全に関する研究をしています。
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認知症患者のケアに関する研究

認知症を患った方々、家族、スタッフを対象として、ケアの質の向上を目指しています

<認知症高齢者の行動モニタリングにおける研究>
10年近く継続した当研究室の中核をなす研究です。ICタグモニタリングシステムを使用した研究プロジェクトで、
認知症患者の徘徊の行動解析をおこなってきました。記憶力・言語能力などのいわゆる認知機能が低下した患者では
夜間徘徊などの症状を訴えることができないため、行動をモニタリングすることで患者のを状況を適切に
アセスメントし、療養環境や生活リズムを整える目的でおこないました。
多くの論文を輩出し、認知症ケアの向上に貢献しています。継続的に研究助成を受けてきました。
 題名 期間  助成金 
痴呆老人の徘徊モニタリングと
転倒危険因子
7日  平成16-17年度三菱財団助成金 
日韓共同研究によるITを用いた痴呆性
高齢者のケア質評価指標の開発
14日(韓国)
4か月(日本)
2か月(韓国)
平成17-19年度文部科学省科学研究費
補助金基盤(B)
ICタグを用いた認知症患者のための
スタッフ能力開発
 7か月 平成20-22年度文部科学省科学研究費
補助金若手研究(B)
リアルタイムモニタリングによる認知症
高齢者の徘徊トリガー要因の究明
 3か月、3か月 平成23-25年度文部科学省科学研究費
補助金基盤(B)


<多種類測定機器を用いた認知症患者の活動リズムの測定とケアの開発>
徘徊や睡眠障害は認知症高齢者の行動の中でも、患者本人の大きな苦痛であり、介護負担やケアの難しさの大きな要因となっています。当研究室では、ICタグモニタリングシステムの開発により長期間に渡り連続した認知症患者の時間・空間の動きを正確に記録することを可能にし、徘徊の実態を明らかにしてきました。
加えて、近年では、
多種類測定機器(眠りSCAN、アクチウォッチ)を用いた認知症患者の睡眠の観察を行い、認知症患者の睡眠パターンの解析を行っています。これらの研究により得られたデータをリアルタイムに看護師のアセスメントに活用することで、看護ケアや薬物療法の詳細な評価を可能にしています。そして、効果的なケアプランを蓄積することにより、認知症患者の睡眠障害に対する実践的ケアのエビデンス構築を目指しています。
(平成25年−27年度文部科学省科学研究費補助金研究活動スタート支援)


<アジアの認知症患者の徘徊などの行動心理学的徴候と関連要因の国際疫学調査
                              (日本、中国、台湾、韓国、タイ)>
日本が経験している急速な少子高齢化の人口学的変化は、他のアジア諸国でもみられるようになり、韓国・台湾などは日本よりもさらに短い期間で高齢化社会へ突入することが予想されています。高齢化問題で特に深刻なのは、急増する認知症患者のケアの問題です。認知症患者の症状のなかでも特に、徘徊、興奮、暴力などの周辺症状は、行動心理学的徴候(Behavioral Psychological Symtoms of Dementia, BPSD)と呼ばれ、対処が困難です。BPSDは環境や文化的要因に影響されるといわれてますが、国際的にBPSDの発生頻度や関連要因を比較した研究はありません。
本調査では、アジア6か国における認知症患者のBPSDの関連要因を比較し、BPSDに影響を与える要因を明らかにし、最適なケアの提供を提言したいと考えています。
(平成26年‐28年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究B)



<通所サービスにおけるケアスタッフ向けの若年性認知症ケアサポートデータベースの開発>

若年性認知症とは65歳以下で発症した認知症です。
病態は高齢発症の方と変わりませんが、生活への影響は異なります。
ここでは、若年性認知症の家族の方々のケアの工夫を質的に調査し、ケアデータベースを作成して
ケアの可能性を広げる試みをしています。
(平成23-26年度文部科学省科学研究費補助金若手研究B)
(平成27-31年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究B)


<BPSDによる入院患者のクリニカルパスの検証に関する研究>

認知症ケアは地域でサポートするものです。
病院への一時的入院をきっかけに継続した室の高いケアを担保するためのものです。
多職種と連携して進めています。

2.インシデントレポートに関する研究

インシデントの発生要因を分析することで、医療の質と安全の向上を目指しています。

主に精神科におけるインシデントレポートの分析を行っています。
日本では高齢化が著しく、精神科でも同じ状況で、精神科患者は治療内容や症状から
インシデントが起こりやすくなっていますが、効果的な対策がないのが現状です。
そのため、インシデントが発生した状況、対応、関連要因、今後の対策などを分析し、
精神科におけるインシデント発生要因に対する具体的な対策を提案していきます。

【研究テーマ一覧】
・日本の精神科総合病院における転倒・転落に関するインシデントレポート報告パターンの分析
・日本の精神科総合病院における誤薬に関するインシデントレポート報告パターンの分析
・日本の精神科総合病院における複数回転倒の疫学的調査
・精神科病院における過去12年間のインシデントレポートの詳細分析
その他、日本の精神科病院における暴力、異食、離院等をテーマとして研究を進めています。

(平成25-27年度文部科学省科学研究費補助金挑戦的萌芽研究)

3.その他の研究

・QOL、コーピング分野での研究
 -THA患者、SLE患者のQOLに関する研究
 -RA患者のコーピングに関する研究
 -2型糖尿病患者のコーピングに関する研究
・感染看護分野、リスクマネジメントでの研究
 -CAUTI(カテーテル関連尿路感染)と看護ケアに関する研究
 -SSI(手術部位感染)のサーベイランス
 -院内感染のアウトブレイクデータベースの開発に関する研究
 -看護事故に関する文献研究

認知症患者のセクシュアリティについての研究

 

バナースペース

大阪大学大学院医学系研究科
保健学専攻

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